昨年末、当研究所の連携研究員でもある下田正弘東京大学教授が主宰した、科学研究費補助金事業「仏教学新知識基盤の構築─次世代人文学の先進的モデルの提示(研究代表者:下田正弘、課題番号:15H05725)」(2015-2018年)の成果報告として、『デジタル学術空間の作り方 仏教学から提起する次世代人文学のモデル』(下田正弘・永﨑研宣編、文学通信刊)が刊行されました。
本書は、タイトルにあるテーマを軸としつつ、本研究プロジェクトに携わった研究者の方々による様々な観点からの論考が集積されており、SAT大蔵経テキストデータベースの成り立ちやこれまでの経緯についての説明もあります。2010年、当研究所の設立とともに開始された当研究所による技術支援についても内容面を中心に解説されています。
紙の本として購入される場合には、書店でもお買い求めできますが、以下のURLからインターネット経由での購入もできます。
https://bungaku-report.com/books/ISBN978-4-909658-19-7.html
本書の特徴の一つとして、まだ日本の人文学では数少ない、科研費事業の成果報告をオープンアクセス出版として行ったという点も挙げられます。
したがいまして、紙の本として一般の書籍流通を経て入手できるだけでなく、無料でPDFファイルを閲覧することもできます。
まずは以下のURLからお気軽にご覧になってみてください。
https://bungaku-report.com/sat.html